インクルージョンの推進
多様な価値観を受け入れ活かすことが社員と会社の成長に繋がる
リリーでは、様々な経験、意見、文化的背景を持った社員が日々共に働いています。当社は、リリーで働くすべての人々が多様な価値観を互いに尊重し、幅広い多様性を受け入れ活かすインクルーシブな職場環境を醸成することが、社員一人ひとりの成長ならびにその能力の最大限の活用を促し、会社を成長させると考えています。インクルーシブな企業文化が、最高の人材を引き付け、次の革新的医薬品のためのイノベーションを促進し、私たちを待つ患者さんへの理解を深めることにつながるのです。
私たち日本イーライリリーは、性別、障がいの有無、性的指向、性自認、年齢、国籍、人種、宗教、信条や価値観、そして働き方など、その他さまざまな違いにより区別・差別されることなく、一人ひとりがその能力を最大限に発揮できるよう、インクルージョンの推進に組織全体で積極的に取り組んでいます。
4つの社員リソースグループ(ERG)
社員が主導の、豊かでインクルーシブな職場環境の醸成サポートに向けた取り組みを行う社員リソースグループ(ERG:Employee Resource Group)の活動を、日本イーライリリーは組織全体で推進しています。
ERGは組織の中で、同じ特質や価値観を持つ社員が主体となって運営するグループ活動です。日本イーライリリーでは以下4つのERGが活動しており、当事者だけではなく、支援するメンバーもグループの一員となります。ERGの活動は、横のつながりも強化され、社員が活き活きと働く環境の醸成と会社の成長につながります。
・GEN
性別、ライフイベントの状況に関わらず、社員が活躍できる環境整備やジェンダーに関連して生じるチャレンジの是正をリード
・LGBT+ Ally
社内でのLGBT+*に関する理解促進を図り、性的指向や性自認に関わらず全ての社員が働きやすい職場づくりをリード
*LGBT+:Lesbian(レズビアン)、Gay(ゲイ)、Bisexual(バイセクシャル)、Transgender(トランスジェンダー)に加え、様々な性的指向、性自認を意味する
・enAble Japan
病気・障がい・長期的な健康上の問題を抱えながら働く社員に対する認識を高め、適切なサポートを提供し、バリアを取り除くための活動をリード
・Generation
若手社員がつながり、キャリア環境を整え、世代の理解を深めるとともに、若手の声を将来の活動に反映し、新たな多様性を促進する職場づくりをリード

主な支援制度
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多様な働き方 |
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キャリア開発 |
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卓越した貢献への称賛 |
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・日数制限のない在宅勤務制度 |
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・社内公募制度 |
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・インスパイア(全世界の社員が互いに感謝と称賛を送りあうプログラム) |
その他、社員の多様化する価値観や、仕事と生活のバランスを尊重し、社員が安心して長期的に活躍するためのプログラムはこちらをご覧ください。
インクルージョンの推進に関する取り組み年表


2004年
ジェンダーダイバーシティチーム発足
こうべ男女いきいき事業所優良賞受賞
2005年
ウィメンズネットワーク発足
2006年
「均等推進企業表彰」兵庫県労働局長優良賞受賞
2007年
次世代法事業主(くるみん)に認定
2010年
次世代法事業主(くるみん)に認定
全国障がい者雇用優良事業所表彰
2016年
女性活躍推進法に基づき、行動計画を策定
2017年
「新生代エイジョカレッジ」に参加
Forbes JAPAN WOMEN AWARD受賞
2019年
社内規定における「配偶者」の定義を「パートナー」に変更
ひょうご女性の活躍企業表彰を受賞
2020年
LGBT+ Ally、enAble Japanが発足
「PRIDE指標」で「ゴールド」初受賞
2021年
女性管理職の割合が30%を超える
女性営業管理職のネットワーク立ち上げ
東京レインボーに初協賛
3つのERGと協働した全社員向け会議開催
2022年
男性育休に関する連続社内セミナーを開始
アクセシビリティを高める社内サイト公開
「新世代エイジョカレッジ」で審査員特別賞を受賞
2023年
Generation(世代)に関するERGが発足
「新世代エイジョカレッジ」で審査員特別賞を受賞
2024年
EnAble Journey*3の日本での導入
大阪レインボーフェスタに初協賛
2025年
「新世代エイジョカレッジ*1」で審査員特別賞を受賞(3回目)
神戸レインボーフェスタに初協賛
リバースメンタリングを開始
「PRIDE指標」で「レインボー認定」を初取得
*1 営業変革と女性営業職の育成を目指すプロジェクト
*2 LGBT+などのセクシャル・マイノリティへの取り組みを評価する指標
*3 病気や障がいを持ちながら働く社員の経験をもとに、キャリアを進める中での障壁について考え、理解と改善を図るためのツール
その他、表彰実績はこちらよりご覧ください。
まずは理解することから
インクルージョンの推進の一環として、リリーでは、年々、女性をはじめ、多様な社員が管理職へ登用されるケースを増やすよう努めており、各社員がありのままの自分で実力を発揮し、確実にキャリアを積めるよう図っています。
そのためには、まず理解することから始まります。リリーでは、女性やマイノリティの社員の、それぞれ特有の経験について理解するための調査に取り組んできました。この調査から得られた貴重な情報が全社的な変革につながっており、全社員にとって有意義な企業文化への改善を促進しています。この過程は、OUR PURPOSE(使命)の達成に欠かせません。