「トルツ皮下注オートインジェクター、シリンジ」の取扱いに困ったら
A : 凍結を避け、2~8℃で保存してください。凍結した製品は使用しないでください。光の影響を防ぐために、外箱に入れた状態で遮光保存してください。
やむを得ず冷蔵保存できない場合は、室温(30℃以下)で遮光保存し、5 ⽇以内にご使⽤ください。
A : 2年間です。
使用期限は外箱等に表示しています。
A : 5日以内であれば遮光の上、30℃以下の室温で保存することが可能です。
A : 30分を待たずに投与頂いても問題はございません。
A : UVカット仕様ではございません。
A : 凍結させたトルツは使用できません。トルツの有効成分はタンパク製剤ですので、凍結によりタンパク質が変性する為、凍結したトルツは使用できません。外観では凍結したことは分かりませんので、凍結した可能性がある場合にはご使用にならないでください。
A : トルツは均一の液剤ですので振とうさせる必要はありません。トルツの有効成分はタンパク質ですので、一般にタンパク質は激しい振とうにより泡を生じたり、タンパク構造が破壊され有効性が損なわれる恐れがあります。
空打ち/気泡について
A : 空打ちは必要ありません。本剤は1回使い切りで1mLの薬液が注入できるようにデザインされています。
A : 薬液の中に気泡があっても問題ありません。本剤は皮下に薬液を注入します。皮下注射では、気泡があっても問題ありません。気泡は人体や投与量には影響はありません。
注入操作・投与時トラブルについて
A : 注入ボタンが押しきられていない可能性があります。注入器を投与部位に押し当てたまま、注入ボタンを押しきってください。
上記でも注射が開始されない場合、トルツ[お問合せ窓口]0120-526-382までお問い合わせください。
A : [白色のキャップを外す前後共通]
- ロックを解除していなかった場合:お使いいただけます。
- ロックを解除した後に注入ボタンを押した場合:その注入器(オートインジェクター)は使えません。
[白色のキャップを外す前]
白色のキャップを外す前にロックを解除し注入ボタンを押すと、針がとびだし薬液がもれ出すことがありますのでキャップを外さないでください。キャップが外れた場合は、けがをすることがあるので針に触らないでください。内部が加圧された状態になり、キャップを取ると同時に薬液が勢いよく排出されるので、目や体を含め周囲に薬液がかからないようご注意ください。キャップが外れないようにガムテープなどでキャップと本体を固定した上で廃棄してください。
[白色のキャップを外した後]
白色のキャップを外した後に、ロックを解除し注入ボタンを押すと、薬液が排出されてしまいます。
A : 一度取り外したキャップは付け直さないでください。針を破損させる原因になります。
A : 一度取り外したキャップは付け直さないでください。針が破損したり、針でけがをすることがあります。針キャップを外すと無菌状態ではなくなり、また薬剤が固まって針が詰まるおそれがあるため、そのまま保管することはお勧めできません。白色のキャップは投与の直前に外していただきますようお願いいたします。
A : ロックを解除した他は何も操作していない場合は、ロックリングをロックの位置に戻した後、取扱説明書の手順に沿って最初から操作してください。
A : 針先にしずくがついている程度であれば問題ありません。投与量には影響ありません。
A : オートインジェクターの透明な部分の上部に灰色のゴムピストンが現れていることを確認いただければ注射が完了していますので問題ありません。
A : 注入ボタンを押しきるとカチッという大きな音がします。次に2回目のカチッという音がしますが、この2回目の音が注射完了の合図です。注入ボタンを押しきってから10秒以内で針が自動で戻り、透明な部分の上部に灰色のゴムピストンが見えていれば、注射は正常に完了しています。
A : 2回目の大きなカチッという音がする直前に小さなカチっという音が聞こえることがありますが、オートインジェクターは正常に作動しています。2回目の大きなカチッという音がするまでオートインジェクターを皮膚から離さないでください。
A : オートインジェクターの透明な部分の上部に灰色のゴムピストンが見えていれば、正しく注射できています。
A : 内部にはガラスが使用されているため、落下の衝撃で破損している可能性があります。患者様の安全を考慮して、硬い床や地面に落とした注入器は使用せず、新しいオートインジェクター、シリンジをご使用ください。
A : 防水仕様ではありませんので、水につかったオートインジェクター、シリンジはご使用にならないようお願いします。