研究開発・メディカルアフェアーズで働く社員のある一日のスケジュールを紹介します。

一日のスケジュールを教えてください。育児と仕事の両立はどのようにはかっていますか？

以前は創薬研究に従事していましたが、もっと臨床に近い現場での仕事に就きたいと思い、メディカルサイエンスリエゾンとして日本イーライリリーに入社しました。業務の中で医療従事者が実施する臨床研究について薬剤に関わる情報提供のサポートをする中で、 Value Evidence, and Outcomes (VEO)のサイエンティストと協業することもありました。そのような経験を通して、自身でも臨床研究の立案、実施そして論文発表を通して疾患領域の発展に貢献したいという想いが膨らみました。ちょうど第１子を妊娠し出張の多い業務は難しいと考えていた時に、現職のVEOに社内募集が出ていたのでその機会を利用して異動しました。入社して10年になりますが、その間に２度産休と育児休業を取得し、現在は小学1年生と１歳の保育園児を育てながらVEOサイエンティストとしてフルタイムで働いています。

典型的な1日のスケジュールをご紹介します。朝は小学一年生の送り出しと保育園の送迎を夫と分担してから始業となります。月に数回必要に応じて出社しますが、職種的にオンライン会議でこなせる業務が多いので在宅勤務がメインです。朝9時から会議が入ることが多いので、会議の前にメールの処理やその日の会議の準備等を済ませます。出社しても在宅勤務でも業務の大半はオンライン会議で、同時並行で進めている複数の臨床研究プロジェクトの実施にあたり協業している社内の多職種のメンバー、外部のベンダー（研究の実施を委託している調査会社など）、共同研究している医療機関のドクターや外部専門家とプロジェクトの進捗や、進め方についての相談、問題に対する解決策の議論をしています。普段会議が多いので、金曜日の午後は基本会議を入れずに個人作業に集中する時間をとっています。夕方5時半頃に学童と保育園のお迎えに行くので、それまでに終業できる日もあれば、仕事が終わらず夫と時間の調整をして追加で仕事をすることもあります。日中に小学校のイベント等で仕事を抜けることもありますし、発熱等で保育園からお迎えをお願いする電話が急にかかってくることもありますが、夫婦ともに都合がつかない時には義母にサポートをお願いしなんとかやりくりしています。このようなワークスタイルが可能なのは、ライフワークバランスを重視し柔軟な働き方が浸透している会社だからこそだと思います。

出産と育児を経験しながらもフルタイムで働き続けることができるのは、リリーという会社が、ダイバーシティを成長戦略の一環と位置づけ、様々なワークスタイルが当たり前のこととして広く受け入れられているからだと思います。多様な経験、考え方、スタイルを持つ社員とチームで一緒に働くことでお互いに刺激を受けますし、チームで同じ目標に向かって成果をあげる組織風土はリリーの最大の強みだと思います。