プロジェクトマネジメント

部門紹介 挿絵 プロジェクトマネジメント

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製品価値の最大化を担うプロジェクトリーダー

医薬品開発は長期にわたるプロジェクトで、高い専門性を持った多様な部署との連携が必要です。そのため、プロジェクトマネジメントが必要不可欠です。

リリーにおけるPPM (Pharmaceutical Project Management) は、開発の初期段階から市販後に至るまで、製品のライフサイクルを通じて、製品価値の最大化を主導するプロジェクトリーダーの役割を果たします。新薬開発、適応追加、剤型追加等の医薬品開発計画の作成と実行をリードし、多くの部門メンバーと協働して日本のニーズをまとめ、グローバルの開発計画に反映していく仕事です。医薬品開発に加えて、市販後製品の価値を創造するための戦略・計画の作成もリードしています。

PPMが生み出す主たる成果物は、リリーの革新的な医薬品を日本においても世界同時に使用できるようにすること、そして、プロダクトライフステージ全体を通じて価値を創造することです。


バリュー・エビデンス・アウトカムズ

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バリュー・エビデンス・アウトカムズ(VEO)は、医師や患者さん、そのご家族含めた人々のより良い意思決定をサポートするためのエビデンスを作る臨床研究を計画・実施する部門です。

研究で扱うデータは「リアルワールドデータ」と呼ばれる、日常的に収集される医療データで、電子カルテやレセプトなどが含まれるほか、最近は健康管理アプリのデータなど、利用可能なデータも拡大しています。

これらのデータを用いた研究から作られたエビデンスは「リアルワールドエビデンス」と呼ばれ、臨床的アウトカム(例:有効性や安全性)、患者報告アウトカム(例:生活の質など、患者さん自身による評価)、経済的アウトカム(例:疾患に伴う経済損失)を明らかにすることで、臨床的判断や治療選択、医療資源の配分など、様々な意思決定をサポートすることに用いられます。

リアルワールドエビデンスは、薬の市販後の育薬、つまり開発治験では得られなかった実臨床下でのエビデンスを補強することでより良い使われ方を実現する以外にも、新薬開発やHTA(医療技術評価)など様々な場面で利用されることから、VEOは開発から市販後までライフサイクルを通じて多様な業務機会がある部門です。


臨床開発

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臨床開発本部は、新しいお薬の候補に対して、患者さんに対する有効性や安全性を評価するための臨床試験の計画立案・実行する部門です。

☆ 開発計画段階においては、米国本社や海外各国のメンバーと協働しながら、日本を含む世界にとって最適な臨床開発のオプションの提案・作成をします。
☆ 製造販売許可を得るためだけでなく、市販後に使っていただく患者さんや医療従事者の皆さんが必要とするデータ作りのため、臨床試験のデザインへのインプットを行います。
☆ 試験実施段階においては、医療機関や、CRO(開発業務委託機関)などと協働しながら、必要な規制に則り、治験の準備から終了までをリードします。

臨床開発本部では、患者さん・医療従事者の皆さんの声に耳を傾けつつ
・ 分散型治験(DCT)や、リアルワールドデータや新規技術の活用など、新たな試みにチャレンジする機会
・ 地域的優位性や特性を活かし、日本発イノベーションを計画に盛り込むことで、世界での開発に貢献する機会
・ よりよい臨床試験実現に向けて業界活動に参加し、業界の変革に貢献する機会
などが得られます。

患者さんに、いち早くお薬を届けるための臨床試験の計画・遂行を一緒にしませんか?


安全性情報

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製薬会社にとって、患者さんの安全性確保は最も重要です。我々は治験が行われる医薬品の開発段階から、市販後も続く医薬品のライフサイクルを通じて起こりうるリスクを最小化し、得られるベネフィットを最大化することで患者さんをまもる必要があります。

安全性情報部では、医薬品の安全性リスク管理計画(RMP : Risk Management Plan)をもとに、安全性情報の収集、評価を行い、添付文書の改訂や注意喚起の資材作成等の安全対策の検討を行っています。これらの活動は、部門内のみならず、開発部門、薬事部、セールス部門、グローバル、規制当局、アカデミア等の様々な社内外のステークホルダーと連携し業務を行っています。

今後、薬剤の迅速な承認や情報技術の発達等の社会環境の大きな変化を背景に、ますます安全性情報の重要性が高まることが考えられます。

安全性情報部では、業務プロセスを効率的・効果的な方法へと向上させながら、法規制遵守の為の業務品質の維持および改善を行っています。更に顧客満足に貢献し自社製品の価値を最大化するため、業界において先進・創造的なエビデンス創出や情報提供活動を行っています。

この部門に所属する社員のご紹介

安全性情報 沖 矩加

安全性情報 寺田 智子


データサイエンス

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革新的医薬品を届けるために必要となる科学的なエビデンス、それはすべて「データ」から始まります。

必要なデータは何かを特定し、最新のテクノロジーを活用の上、規制要件や目的に応じた適切な品質のデータを保証する、それが私たちデータサイエンス部のミッションです。

臨床開発から製造販売後の育薬フェーズまで、医薬品のライフサイクルを通して試験・研究の計画や実行、統計解析、報告書や論文作成、また品質管理やITシステム管理部門など、非常に幅広い担当者との協働する機会に恵まれており、多面的に「データ」を通して患者さんとそのご家族、医療関係者の方に貢献することができます。

また、海外拠点にて先進的に開発されるテクノロジー(デジタルヘルス、AI技術など)の導入や、リアルワールドデータ(医療情報、ウェアラブルデバイス、Personal Heath Recordなど)の利活用、日々進化するIT技術の活用や規制動向の理解など、新たな挑戦に絶え間なく取り組むことで進化を続けることもデータサイエンス部の魅力です。

この部門に所属する社員のご紹介

データサイエンス 桑垣 美里


薬事

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リリーの薬事本部は、厚生労働省や医薬品医療機器総合機構などの規制当局と密にコミュニケーションを取りながら、様々な場面で会社の意思決定に寄与する重要な役割を担っています。医薬品/医療機器を最適な形で届けるため、よりよい薬事戦略(どのように医薬品を開発し規制当局と協議していくか)の策定・実行に責任を持ち、承認取得をリードするとともに、その維持管理にも責任を持ちます。関連する様々な部署と協働し、また海外規制当局と交渉を行っているグローバルの薬事担当者とも連携することで、非臨床から臨床開発、承認取得、市販後のライフサイクルに至るまで、長期にわたり幅広く規制当局対応を軸として貢献します。 

また、製薬業界として政策への提言を行う業界活動を含め、積極的に外部と連携し、よりよい未来の枠組み作りにもはたらきかけています。 

薬事本部では、薬事規制をベースとした幅広い知識、コミュニケーション能力、問題解決能力を身につけることができます。また、規制当局との直接的な対話を通じて、会社と規制当局との架け橋となることで、会社の重要な意思決定の要となることができます。

この部門に所属する社員のご紹介

薬事 俣野 柚香

薬事 田中 那美


メディカル・アフェアーズ・プロフェッショナル

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メディカル・アフェアーズ・プロフェッショナル(MAP)はメディカル・アフェアーズ(MA)部門に所属しており、外部の顧客だけでなく、社内の顧客とも協働し、イーライリリーのビジネス ニーズを満たすべく部門横断的に活躍します。MAP の役割は、主にメディカル部門担当者と協働し、疾患領域における医学・科学的専門性を活かして医療従事者のアンメットメディカルニーズの解決につながる質の高いプランの策定に貢献することです。また、策定されたプランに基づき、個々の活動におけるオペレーション業務をリードすることを目的とし、具体的な主要な職務は以下の通りです。

• 各プロダクトのメディカル年間活動計画へのインプット
• メディカル部門予算の進捗管理
• リリー主催の学術的な会合(アドバイザリー会議やサイエンティフィックインタビュー)、その他メディカル部門がオーナーとなる活動の実施運営
• 部門におけるデジタル活動の推進

MAPの業務を通じてプロジェクトマネジメントスキルや、論理的・戦略的思考力科学的な思考力を身に着けることができます。また、グローバルとのやり取りをする機会もありますので、英語のスキルも向上できるのも魅力です。


メディカル・アフェアーズ・ケイパビリティーズ

部門紹介_挿絵_メディカルアフェアーズケイパビリティーズ

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メディカル・アフェアーズ・ケイパビリティーズは、「顧客ニーズに基づき、価値ある革新的で顧客に合わせた医療ソリューションを提供することを通じて、患者さんの治療に貢献すること」を目的として活動しています。
我々の部門は、医療従事者や患者さんがどのようなニーズを持っているかを収集/分析するチームに始まり、そのニーズからどのようなソリューションを届けるかを検討し作成するチーム、それらをどのように医療従事者や患者さんに届けるかを検討するチームがあり、ニーズの入手からソリューションを届けるサイクルを一貫して実施しています。

医薬品に関する情報は日々進化しています。ソリューション提供サイクルを早く回すことで、患者さんの治療にとって「今」必要なソリューションを届けることができ、治療に貢献することを目標としています。

デジタルテクノロジーを積極的に取り入れることで、1人1人の患者さん、医療従事者にとって必要なソリューションを迅速に作成し届けることが可能となってきています。

医薬品の価値は、情報の量、提供する内容の適切さによって高まります。
一緒に医薬品の価値を向上させる仕事をしませんか?一緒に仕事できる日を楽しみにしています。


統計科学

部門紹介_挿絵_統計科学

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リリーの統計解析職は、患者さんのアウトカム向上のためのよりよい意思決定に向けて、科学的専門性をもって会社をリードしていく期待値の高い仕事です。統計の観点からプロジェクト開発計画、試験計画、データ作成、解析結果提示、規制当局対応、市販後調査などについて、幅広く統計的観点から貢献します。

開発初期から市販後までのあらゆる段階にかかわることができる仕事で、生物統計やデータサイエンスに関する専門性を身に付けられることができることが魅力です。

この部門に所属する社員のご紹介

統計科学 東島 正堅

統計科学 芦口 史弘也