研究開発・メディカルアフェアーズで働く様々な社員をインタビューで紹介します。

社員インタビュー Photo Chaochen Wang

リリーに入社した理由、働くことの魅力や醍醐味、カルチャーについて教えてください

2010年に中国上海交通大学で栄養学を学び、その後名古屋大学で公衆衛生学の修士号を取得しました。同大学で2型糖尿病や脳卒中などの疫学研究に従事し、医学博士号を取得しました。愛知医科大学の教員として疫学と生物統計学の講義を行いつつ、胃がんや食道がんの疫学研究を担当しました。2018年にロンドン大学衛生学・熱帯医学研究院で医学統計学修士課程を修了しました。

疫学は、医療や健康に関するデータを収集し、医学統計学の方法を用いて疾患の発生・分布・原因などを研究する学問です。また、この分野は医薬品開発とも密接に関連しています。私がリリーに入社する前の職務において、医療関連のビッグデータがますます重要性を増していることに気付きました。特に患者さんの診療記録や処方データ、診断結果などを集めたリアルワールドデータベース(RWD)を使用した様々な疾患や薬剤使用に関する記述解析やトレンド・パターンの分析を行う機会がありました。その結果、製薬企業は臨床試験だけでなく、医療現場でのデータに基づいても製品の価値を科学的に評価・証明する必要性を実感し、私はリリーに入社しました。

リリーに入社以来、前職で磨かれてきた「観察研究の計画、データの分析や解釈、そして、医学論文の作成と批判的吟味」などの専門技術が日々の業務に大きいに役立っています。また、私は常に新しいことに挑戦する機会に恵まれ、「誠実さ、卓越性の追求、人の尊重」というリリーバリューを深く共感します。リリーでは最先端のサイエンスに触れる機会に加えて、多くの製品を持ち、研究開発に積極的な投資を行っている点が非常に魅力的です。さらに、近年は市販後のみならず、臨床開発、医療技術評価 (HTA)など、製品ライフサイクルのあらゆる段階で、価値あるリアルワールドエビデンス(RWE)の創出にRWDを最大限に活用しようと努力しています。リリーで計画・実施したRWD研究は、実際の医療現場でのデータを基にして製品の効果を科学的に評価し、患者さんの現実的なニーズに応えることを実現します。これらの要素が結びつくことで、私は患者さんへの価値ある貢献を実現し、医療の確実な進歩に寄与する信念をもって日々取り組んでいます。こういった素晴らしい環境をぜひ一緒に味わえていただきたいと思うので、皆様のご応募を心よりお待ちしています。