認知症の当事者動画「今⽇ も、つながり、共に、⽣きていく。」
日本における認知症または軽度認知障害(MCI)の人の数は、2022年時点で約1,000万人です。そして、2050年には、その数は約1,200万人に上ると見込まれており、誰もが軽度認知障害もしくは認知症になる可能性があることが示唆されています※。
そのような中、2024年1月に「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」(以下、基本法)が施行されました。基本法は、認知症の人が尊厳を保持しつつ、希望を持って暮らすことができるよう認知症施策を総合的かつ計画的に推進し、認知症と共生する社会を実現していくための法律です。そして、この基本法の基本理念の一つに、国民が認知症に対する正しい知識と認知症の人に対する正しい理解を深めることがあります。
そこで日本イーライリリーは、「公益社団法人 認知症と人と家族の会」のご協力のもと、認知症や認知症の人を正しく理解するための当事者の動画を作成しました。多くの人々はいまだに『認知症の人は何もできない、何もわからない』という認知症観を持っているかもしれません。しかし、本動画において、認知症の当事者として出演された原⽥ 修さんは、お仕事をされたり、当事者団体の活動に積極的に参加されています。そして、仲間や社会とつながり続けることで、認知症と共に前向きに生きる気持ちを持てるようになったと語っています。原田さんの動画を通じて、認知症になっても希望を持って自分らしく暮らすことができるという「新しい認知症観」を多くの方に知っていただければと思います。
※厚生労働省: 令和6年版高齢社会白書より